下塚田 田んぼあぜ道
2026年9月26日(土) 実施報告
丘に昇る満月と虫の音に包まれて
第13回「週末焚き火のこころみ」は、中秋の名月から一夜明けた秋の夜に開催しました。会場の東の丘から昇る満月と虫の音の大合唱に包まれ、UMK『4時どき!』の取材スタッフを含む総勢21名が焚き火を囲み、差し入れのさつまいもで焼き芋も楽しみました。
9月26日、「下塚田 田んぼあぜ道 週末焚き火のこころみ」の第13回を開催しました。前夜の中秋の名月から一夜明けたこの日、焚き火の火が安定して燃え始める頃、会場の真東にある小高い丘の向こうから、大きく丸い満月がゆっくりと姿を現しました。
やがて月明かりは田んぼやあぜ道をやさしく照らし、焚き火の揺らめく炎とともに幻想的な風景をつくり出します。耳を澄ませば、辺り一面から聞こえてくる虫たちの声。静寂の中に広がる虫の音の大合唱は、まるで満月の昇る夜を歓迎しているかのようで、参加者はそれぞれに秋の訪れを感じながら、ゆったりとした時間を過ごしました。
忙しい日常の中では気づきにくい自然の営みを、こうして焚き火を囲みながら味わえることのありがたさを改めて感じた夜でもありました。
今回の焚き火には、UMK(テレビ宮崎)で放送中の「4時どき!」の取材スタッフ3名も加わり、総勢21名の賑やかな集いとなりました。初めて訪れた方も、いつもの参加者も、焚き火を囲めば自然と会話が始まります。
炎を見つめながら地域のことや暮らしのことを語り合い、ときには笑い声が響く。そこに特別な催しはなくても、人が集まり、語らい、季節を感じることそのものが、この「週末焚き火のこころみ」の魅力です。
この日は参加者の方から、秋の味覚である「さつまいも」の差し入れがありました。さっそく焚き火の脇にアルミホイルに包んださつまいもをそっと並べ、じっくりと火を入れます。
約1時間後、焼き上がった芋を開くと、湯気とともに甘い香りがふわり。黄金色に仕上がった焼き芋は参加者全員に振る舞われ、「甘い!」「おいしい!」という声があちらこちらから聞こえてきました。
満月を眺めながら焚き火を囲み、焼き芋を分け合う。自然の恵みと人とのつながりを感じる、まさに秋ならではのひとときとなりました。
月は静かに空高く昇り、焚き火の炎はゆっくりと小さくなっていきます。それでも参加者同士の語らいは尽きることなく、心地よい時間が流れていました。
下塚田の田んぼあぜ道で過ごす二時間。満月、虫の声、焚き火、そして人の輪。当たり前のようでいて、どこか懐かしく、かけがえのない風景がそこにはありました。これからも、この小さな焚き火の灯を囲みながら、地域の皆さんと季節を感じる時間を重ねていきたいと思います。
虫の音の 大合唱や 丘の月
時の旅人
満月を迎える秋の夜。虫たちの合唱が響く中、小高い丘の向こうから昇る月は、自然が織りなす舞台を静かに照らしていました。第13回の焚き火の夜を象徴する一句です。