綿花畑
📋 農村RMOモデル形成支援事業

先進地視察事業計画書

コットンサミットin天理
参加計画

提出日
令和7年10月3日
提出者
下塚田ふるさと応援隊

🎯 視察の目的

事業背景

下塚田地区では、農村RMOモデル形成支援事業の一環として、耕作放棄地の有効活用による地域農業の持続可能性向上に取り組んでいます。現在、約3ヘクタールの耕作放棄地復旧を実現しましたが、さらなる活用策として「綿栽培」を検討しています。

当地区では約10年前に実際に30アール規模で3年間の綿栽培実績があり、地域の気候・土壌条件に適合する可能性が確認されています。全国的にも綿栽培に取り組む事業者は少なく、差別化された地域特産品開発の可能性を秘めています。

視察の4つの目的

1

先進事例からの学び

全国の綿栽培実践者との交流を通じ、栽培技術・経営ノウハウを習得

2

6次産業化の可能性検証

綿花栽培から加工・商品化までの一貫した事業モデルの研究

3

ネットワーク構築

綿栽培関係者とのネットワーク形成による今後の連携基盤づくり

4

実現可能性の検証

当地区での綿栽培再開の具体的な実現可能性を多角的に検証

🌸 コットンサミットin天理について

イベント概要

📍 名称
コットンサミットin天理
📅 日程
令和7年度(2025年11月15-16日)
🏢 場所
奈良県天理市
🏛️ 主催
コットンサミット実行委員会

サミットの意義

全国の綿栽培実践者、研究者、加工業者、行政関係者が一堂に会する貴重な機会であり、以下の内容が期待されます:

  • 先進的な栽培技術の情報共有
  • 6次産業化成功事例の発表
  • 地域ブランド化の実践報告
  • 販路開拓・マーケティング戦略
  • 参加者間の交流・ネットワーキング

🌾 下塚田地区における綿栽培の可能性

過去の実績

栽培期間
約10年前から3年間
栽培規模
30アール
実績評価
地域の気候・土壌条件での
栽培可能性を確認

現状の強み

📚

栽培実績

過去の経験とノウハウの蓄積

🏞️

土地資源

耕作放棄地の有効活用が可能

🏢

組織基盤

農村RMO組織による推進体制

🤝

地域合意

3C(共感・共生・共同)の理念に基づく住民参加型運営

想定される効果

💰 経済効果

  • 耕作放棄地の収益化
  • 新たな特産品開発による収入源確保
  • 6次産業化による付加価値創出

👥 社会効果

  • 高齢者の生きがい創出
  • 新たな担い手の参画機会
  • 地域コミュニティの活性化

🌍 環境効果

  • 耕作放棄地の解消
  • 景観保全
  • 持続可能な農業の実践

📋 視察計画

派遣者情報

氏名
日髙 浩敬
所属
下塚田ふるさと応援隊 構成員
選定理由
農業技術への関心が高く、綿栽培事業の中心的推進役として期待

視察項目

1. 栽培技術の習得

  • 品種選定のポイント
  • 播種から収穫までの管理技術
  • 病害虫対策
  • 労働力・機械化の実態

2. 経営モデルの研究

  • 収益性の分析
  • 初期投資・運営コストの把握
  • リスク管理の方法

3. 6次産業化の実例調査

  • 加工技術・設備
  • 商品開発事例
  • 販路開拓の手法
  • ブランディング戦略

4. ネットワーク構築

  • 先進地との連携可能性
  • 技術指導・サポート体制
  • 共同事業の可能性

成果の活用計画

  1. 1
    報告会の実施: 視察内容を構成員・地域住民に報告
  2. 2
    実施計画の策定: 視察成果を基に具体的な実施計画を作成
  3. 3
    試験栽培の検討: 小規模試験栽培による実証実験の実施
  4. 4
    地域合意形成: 住民との意見交換を通じた事業化の検討

✨ 期待される成果と地域への波及効果

直接的成果

📚

綿栽培の最新技術・ノウハウの習得

🔍

当地区での実現可能性の明確化

📊

具体的な事業計画策定のための情報収集

🤝

全国の綿栽培関係者とのネットワーク形成

地域への波及効果

1

農業振興

新たな農作物選択肢の提供

2

耕作放棄地対策

実践的な活用モデルの構築

3

6次産業化推進

栽培から商品化までの一貫事業の可能性

4

地域ブランド創出

希少性の高い地域特産品開発

5

雇用創出

栽培・加工・販売における新たな働き場の創出

6

住民参加促進

高齢者でも参加可能な軽作業の提供

農村RMO事業との整合性

本視察は、農村RMOモデル形成支援事業の目的である「地域の持続可能性向上」「住民主体の地域運営」「多様な収入源確保」に合致し、以下の点で事業推進に貢献します:

  • 実践的学びの機会:先進地視察による具体的な事業化イメージの構築
  • 合意形成の促進:客観的情報に基づく地域内議論の活性化
  • 事業の多様化:既存の柑橘栽培に加えた新たな選択肢の提供
  • 持続可能性の向上:長期的視点での地域農業の発展可能性の探求

📅 今後のスケジュール

1

視察実施

コットンサミットin天理への参加

2

報告会開催

視察後1ヶ月以内に構成員向け報告会を実施

3

検討会議

視察成果を基に実施可能性を協議

4

試験栽培検討

実現可能と判断された場合、次年度の試験栽培を計画

5

事業化判断

試験栽培結果を踏まえた本格事業化の判断

📝 まとめ

下塚田地区における綿栽培の検討は、過去の実績を基盤とした現実的な選択肢であり、耕作放棄地活用の有力な手段となり得ます。コットンサミットin天理への参加を通じて、全国の先進事例から学び、当地区での実現可能性を科学的・実践的に検証することで、農村RMOモデル形成支援事業の目的達成に大きく貢献できると確信しています。

全国的にも取り組み事例が少ない綿栽培に挑戦することで、下塚田地区独自の地域ブランド確立と、持続可能な農業モデルの構築を目指します。

本計画書に関するお問い合わせ先:

下塚田ふるさと応援隊

事務局長:日髙新次

所在地:宮崎県日南市大字塚田乙区域