選句と選評

百年笑顔の一句

第2回

受付日(回収): 2026年7月24日 選句日: 2026年8月6日 投句者数: 7名 総句数: 37句

選者について

選は、地域に根ざした複数の選者が持ち回りで担当します。本事業は技巧の巧拙を競うのではなく、暮らしの手触りを大切にする趣旨のため、選者の氏名は公表せず、選の言葉のみをお届けします。

Saiyusyu

最優秀賞

農道は 横切る猪が 優先だ ★最優秀

み

農道で獣に道を譲るという、この土地では当たり前の出来事を「優先だ」と言い切った。不便を嘆かず可笑しみに変えるまなざしがあたたかく、中山間の暮らしの手触りがそのまま一句になっている。

Tokubetsu

特別選定

焚き火あり はじめましての あたたかさ はじめまして賞

やっこ来訪焚き火オンライン投句

焚き火を囲んで初めて会った人と分かち合うぬくもりを、平明な言葉で掬い取っている。「はじめまして」の一語に、この集いが生む出会いのあたたかさが凝縮されている。

あちなァーの 挨拶ではじまる サロン あちなァー賞

のりうつぎ

「あちなァー」という土地の言葉で始まるサロンの情景に、集いの温もりがにじむ。飾らない挨拶ひとつで、その場のにぎわいと人の距離の近さが立ち上がってくる。

All Entries

全投句

投句者ごとに、通し番号順で掲載しています。

やっこ(1句)

焚き火あり はじめましての あたたかさ はじめまして賞

やっこ来訪焚き火オンライン投句

時の旅人(2句)

酷暑の木陰に涼む黄金虫

時の旅人オンライン投句

週末 焚き火の上 オリオン座

時の旅人焚き火オンライン投句

み(7句)

朝じたく 汗とファンデが 入り乱れ

み

ねこの毛も 家族となれば 気にならず

み

汗の珠(たま) 髪をつたって 胸元へ

み

セミの声 何が言いたい わからんな

み

農道は 横切る猪が 優先だ ★最優秀

み

ゴクゴクと 流れたあとは どこへ行く

み

ざっそうも さすがにだれて ひからびた

み

順(14句)

毎日は 終いの住みかも さがす旅

順

たて穴は 石器かやぶき 暮らしあり

順

梅雨の明けも 熱風吹いて 肌痛む

順

渓谷の 肌に涼しさ 緑風

順

ぼとぼとと 塩洪水 顔の上

順

ふうふうと 暑い息はく 恐暑

順

ブルーベリー 丸顔笑みで 目を応じ

順

いつのまに 大合唱 セミの声

順

ぶ~ん蚊の どこどこさがす 暑い夜

順

鏡前 移る姿 ときを知る

順

薬味しそ たわわにほこり 次へ旅

順

首動き 左右吹く扇風機

順

竹の子が 七夕竹に さらさら葉

順

親戚に 夏野菜得て 忘る暑

順

アカシヤ(4句)

田園に こがね稲穂よ 刈り間近

アカシヤ

ない ない と さがしさがした 充電器

アカシヤ

星の下 心静かに 焚き火かな

アカシヤ

ささガニと 遊びしオトナ 20プン

アカシヤ

のりうつぎ(5句)

あちなァーの 挨拶ではじまる サロン あちなァー賞

のりうつぎ

一二三 汗だくサロン ばあばはりきる

のりうつぎ

カーナビまかせ ドキドキワクワクの 三人旅

のりうつぎ

極暑のひ しぜんと早足 遺跡の森へ

のりうつぎ

岩清水 友がすくって この手を湿す 心いっぱいのすずしさ

のりうつぎ

澄慧(すみえ)(4句)

こいのぼり かぜにふかれて うれしそう

澄慧(すみえ)

くまがいた かわをおよいで さくのぼる

澄慧(すみえ)

ざっそうが ほそうのわれめに かおをだす

澄慧(すみえ)

つゆあける カンカンでりに きをつけよ

澄慧(すみえ)