はじめに:13年越しの悲願
下塚田ふるさと応援隊は、2013年の有志活動開始から一貫して「地域の拠点づくり」を模索してきました。
これまで、活動資料や備品は各会員が自宅で分散保管し、会議の場を確保するのにも苦労してきました。地域課題の解決を目指す組織として、「拠点がない」ことは常に大きな課題でした。
2025年度「農村RMOモデル形成支援事業(交流拠点実証作業)」の採択を受け、ついに独自の拠点整備が動き出しました。
本プロジェクトは、2026年4月初旬の供用開始を目指し、現在着々と実証作業を進めています。このページでは、その歩みを随時更新していきます。
下塚田ふるさと交流拠点(整備計画)
— 地域の力でつくる、未来の交流拠点 —
私たち「下塚田ふるさと応援隊」では、農村RMOモデル形成支援の一環として、地域の新たな拠点となる「下塚田ふるさと交流拠点」の整備に着手します。
この拠点は、地域住民と外部の人々が交わり、学び合い、支え合うための"基地"として機能することを目指しています。観光案内、特産品販売、移住相談、コワーキングスペース、地域の定期的な会合など、多様な活動を支える空間として活用される予定です。
設計監修は、当会理事であり建築の専門家でもある日高浩敬氏が担当。既存建物の構造を活かしつつ、最大20名が快適に利用できるよう、実用性と温もりを兼ね備えた空間設計がなされています。今回公開する図面は、その基本構想を示すものであり、今後のリフォームに向けたイメージを共有するためのものです。
本プロジェクトの大きな特長は、会員自らの手によるDIY施工です。当会には「造作大工」「左官工事」「設備設計」のプロフェッショナルが在籍しており、彼らの指導のもと、土曜日や農閑期を活用して、会員が協力しながら作業を進めていきます。地域の知恵と技術、そして想いが結集することで、拠点そのものが"地域の力"を体現する場となるのです。
今後の進捗や施工の様子についても、随時このページで発信してまいります。地域の未来をともに描き、育てていくこのプロジェクトに、ぜひご注目ください。
設計図面(平面図・断面図・アイソメ図)
会議室・小会議室・応接室・倉庫など、各室の配置と断面構成を示す設計図面です。
内観CGパース(左面より)
リフォーム後の内部空間イメージ。会議室・小会議室の配置とインテリアを立体的に確認できます。
内観CGパース(正面より)
正面からのリフォーム後空間イメージ。会議室全体のレイアウトと雰囲気を確認できます。
プロジェクトの全貌:古民家再生による拠点づくり
拠点は、日高康文会員の所有する築50年以上の古民家(日南市大字塚田乙2909番地)を無償でお借りし、リフォームを行っています。
プロフェッショナルによるDIYスタイル
当組織の最大の強みは、会員の中に「造作大工」「左官工事」「設備設計」のプロフェッショナルがいることです。
造作大工
木工・建具の匠
左官工事
壁・土間の職人
設備設計
設計・計画の専門家
彼らが中心となって計画を立案し、自分たちの手で汗を流す「DIYスタイル」で整備を進行しています。資材ひとつひとつの選定から自分たちで行っています。
整備の歩み
築50年超の古民家が、地域の拠点へと生まれ変わる過程を記録しています
2025年9月20日撮影
改修前の事前調査
築50年超の古民家が、地域の拠点へと「リフォームできるのか?」2025年9月20日、田上吉美副会長(佐官工事)、日髙浩敬理事(設備設計)、塚田芳夫理事(造作大工)のプロフェッショナルが集まり、現地確認作業を行いました。専門家の目で建物の状態を詳しく調査し、再生の可能性を見極めました。
2025年10月1日撮影
改修前の様子
築50年を超え、趣のある佇まい。屋根や構造材の状態が良好であったことが、今回のプロジェクトの決め手となりました。長い年月を経ても地域を見守り続けてきたこの建物を、新たな使命とともに蘇らせます。
2025年10月3日撮影
整備作業の風景 ①
重機と人力を組み合わせ、敷地の伐採・整地作業を進めています。会員が集まり、自分たちの手で一歩ずつ拠点づくりを形にしています。
2026年1月16日撮影
整備作業の風景 ②
敷地の伐採・整地が完了し、駐車場スペースが確保されました。ただし、この段階では地面の土がまだ柔らかく、車の乗り入れには適していない状態です。今後、転圧作業を重ねながら骨材等を敷き詰め、本格的な駐車場として仕上げていきます。
- 投入機材
- ミニバックホー(稲尾リース)、ミニバックホー(作本和則理事所有)
- 作業担当
- 日高康文理事、竹井裕樹理事
2026年2月21日撮影
整備作業の風景 ③
駐車場スペースには再生骨材(クラッシャーラン)が丁寧に敷き詰められ、転圧作業により堅固に仕上げられました。十分な駐車スペースが確保され、交流拠点の外構工事が完了しました。
- 投入機材
- タイヤショベル(稲尾リース)、転圧ローラ(仏坂環境開発)、ミニバックホー(作本和則理事所有)、2トンダンプ3台
- 作業担当
- 田上吉美副会長、作本和弘監査役、奥村政晴理事(地区自治会長)、日高康文理事 他7名
2026年3月3日撮影
整備作業の風景 ④
外構工事の完了に続き、建物内部の最終仕上げへと移行。塚田芳夫会員(造作大工・木工と建具の匠)が丁寧な造作作業を行い、2026年3月10日に内部造作が完了しました。
2026年3月9日撮影
内外装工事が完了しました
2026年3月9日、計画全体の約9割にあたる内外装工事が無事完了しました。古民家の温かみを残しつつ、床・壁・天井の全面改修、電気設備の更新、トイレ・水回りの改善などが施され、地域の未来を支える"新たな交流の場"がいよいよ形になりました。
2026年3月30日撮影
内部清掃及び備品搬入
内外装工事・内部造作の完了を受け、2026年3月30日に内部の最終清掃と備品搬入を実施しました。会員各位がボランティアで清掃・備品整理・補助作業にあたり、テーブル・椅子・大型壁掛けモニター(75インチ)・エアコンをはじめとした各種備品を搬入・設置。交流拠点「下塚田百年笑顔ひむか亭」としての供用開始に向けた最終準備がすべて整いました。
この場所に込める「6つの役割」
2026年度の完成後、この場所は以下の機能を備えた多機能拠点として運用を開始します。
会議室機能
最大30名収容可能。定例会や役員会など、組織運営の中核となる場を確保します。
事務・書類保管
個人情報を含む書類の安全な管理を実現。ネット環境も完備し、業務効率を向上させます。
農産物加工・梱包
日南レモン等の出荷・作業拠点として、地域の農産物の付加価値向上に貢献します。
展示・販売コーナー
地域特産品や加工品を紹介するスペース。来訪者に地域の魅力を伝えます。
EC物流拠点
オンラインショップの発送拠点として、全国への販路拡大を支える物流の要となります。
地域交流スペース
コワーキングやイベント準備、住民の憩いの場として、地域の交流を促進します。
整備タイムライン
第一期整備事業
事業採択・計画策定。屋根・構造材の点検、基礎的な修繕工事を実施。交流拠点としての骨格を整備しました。
第二期整備事業
内装工事・設備整備。事務機能、ネット環境、水回りの改修が完了しました。駐車場の整地整備も実施しました。
清掃・備品搬入・供用開始準備完了
内部清掃、大型壁掛けモニター(75インチ)・エアコン・テーブル・椅子等の備品搬入・設置が完了し、供用開始に向けた準備が整いました。
竣工祭・供用開始
竣工祭(しゅんこうさい)を執り行い、多機能拠点「下塚田百年笑顔ひむか亭」として正式に供用を開始しました。地域住民への開放・各種事業の本格始動を迎えました。
代表・担当者からのメッセージ
この拠点は、単なる建物ではありません。
地域の未来を詰め込んだ「地域の宝箱」です。応援隊のメンバーだけでなく、地域住民の皆さんが誇りに思える場所に育てていきたいと考えています。
整備の記録とともに、これからの活動もどうぞよろしくお願いいたします。
供用開始のお知らせ
2026年4月4日の竣工祭をもって、「下塚田百年笑顔ひむか亭」は正式に供用を開始しました。施設の詳細・利用方法・アクセスについては、交流拠点ひむか亭ページをご覧ください。
※最新情報は新着情報ページでもご確認いただけます。